田舎移住への道 その❶『都会から田舎移住を考える理由』
移住を考えたきっかけ
死ぬときに後悔したくない
私は30代まで人生の目的もないまま、ただただ漠然と生きてきました。
人生が楽しくないというわけではないのですが、自分がやりたいこと、夢のために努力するという人生ではなく、ただ毎日会社に行って働き、もらった給料でほしい物を買う。
こんな人生を送ってきましたが、「なんか人生が退屈だな」「なんか面白いことないかな」と違和感を感じていました。
そしてある一冊の本を読んで強烈に危機感を覚えました。
やばい。
このままだと死ぬときに絶対に後悔する。
私が現状と変わらない状態でこのまま寿命を迎えるとします。
その時にどんなことを後悔するんだろうと考えてみました。
- まだ行ったことがない国がいっぱいある
- エジプトのピラミッドも見てないし、行ったことがない所だらけ
- せっかく地球に生まれたのに地球を遊びつくしてない
- 自然のことに対しての知識が全くない
- 自分が働いた時間は本当に意味があるものだったんだろうか
- 奇跡的な確率を乗り越えて生まれてきたのに何もせずに死を迎えた
などなど
例を挙げればそれはもう止まらないくらいいろんな後悔ポイントが出てきました。
それくらい何も挑戦してこなかったし、何かに本気で取り組まない人生を送ってきたのだと思います。
そこで思いついた死ぬときに後悔する項目を一つずつ消していくことにしたのです。
自然を知らなすぎる
都会にしか住んだことがない私は自然に対して知っていることがあまりにも少ないことに気が付きました。
せっかく地球に生まれてきたのに自然と遊ばないで死ぬなんてもったいないです。
youtubeで登山やサバイバルの動画をよく見ているのですが、本当にすごいと感じますし、自分には絶対無理だろうなと常々思います。
しかし、こう思うのです。
「この人たちめちゃくちゃ地球を楽しんでるなぁ…」
それに比べて私はどうでしょう。
整備された道を歩き、近くにあるお店でお金を出せばすぐにほとんどのものが買えます。
動画の方たちの「人間力」とも言いましょうか、「サバイバル力」と表現した方が良いのかわかりませんが、明らかに私に足りないものを痛感しました。
自然と触れ合いながら生活をして、もっと地球・自然を楽しみたいと思うようになりました。
薪ストーブのある生活を送りたい
これは私の完全な趣味です。
都会で薪ストーブなんて設置したら、近隣迷惑になりますし、薪の確保にお金がかかりますし、全く現実的ではありません。
しかし、田舎であれば薪ストーブユーザーなんて珍しくありません。
思う存分薪ストーブを楽しみたいと思います。
どんな薪ストーブを購入しようかワクワクしながらカタログを眺めています。
親孝行は親が健康なうちに
死ぬまでにやっておかなければならないと思ったのが「親孝行」です。
自分のことだから容易に想像がつきます。
きっとこのまま何もしなければ、将来、親が病気でもう長くないという状態になったときに「まずい。もっといろんな話をしておかなくては。」と病院のベッドに寄り添っていろんな話をするでしょう。
この状況にすごく違和感を感じました。
親が健康であるときであれば食事をしながら話をすることができますし、温泉旅行にでも連れて行って今までの恩を返すことだってできます。
なぜそれができなくなってから、いきなり一気に親孝行をしようとするのか。
親の方だって大変です。
そりゃうれしいのかもしれませんが、身体の調子が良くないときにずっと息子の話し相手をしなくてはならないのですから。
ってことで、親が健康なうちに親孝行をすることにしました。
ガラケーだったiphoneを買い与えて、スマホの使い方とLINEの使い方を教え、常に連絡が取れる状態にしました。
両親は全くスマホを使ったことがないし、ググるなんてこともできません。
「数字を打ち込むときはどうするの?」「アプリって何?」「パスワードがわからない」など、何かある度に質問が来ます。
「そんなのもわからないのかよ!」と思いたくなるくらい質問が来るのですが、質問があるおかげで親との連絡頻度が格段に増えました。
食事に行くたびにスマホの使い方をレクチャーしています。おかげでスマホでyoutubeを見れるくらいまで上達しました。
こうした時間を過ごしているので、きっと私は死ぬときに「親孝行すれば良かった」と思うことは前よりも少なくなっているに違いありません。
そして移住先を決定付けた最大の理由は「嫁にも親孝行してほしい」というものです。
嫁の実家の近くに住めば問題は解決です。
私と両親は同じ市内に住んでいますので会おうと思えば30分もかからずに会うことができます。
しかし、嫁の場合は新幹線に乗って2時間以上かかります。
年に一回程度は帰省しますが、それでも残りの人生で何回、健康な状態の親に会うことができるのか。両親の健康寿命まであと何年残っているのか。考えると恐ろしくなります。
まとめ
- やりたいことをやらずに死ぬのはもったいない
- 自然を楽しみたい
- 薪ストーブ憧れる
- 嫁に親孝行してもらうために嫁の実家の近くに住めばいろんな問題が解決しそう
私のやりたいことを実現するために田舎移住が最適ではないかと考えました。
他にも移住したらやってみたいことがたくさんある(ピザ窯で作るとか)のですが、それは達成できたら随時ご報告します。
また移住に向けて進展があれば書いていきます。
移住時期は全く決めていませんし、急いでいませんのでのんびり移住計画を楽しみながら進めていきたいと思います。
都会っ子管理人:TOMI