田舎移住への道 その❷『別荘地への移住を決めた理由』
移住先の条件
自然をもっと身近に感じて、自由に生活していきたい
都会に住んでいる限り無理な話です。
となれば移住先は必然的に都会ではなく、田舎ということになるわですが、それでも候補地はたくさん考えられます。
- 海が近い海岸沿い
- 森林が近い山の近く
- 湖のほとり
- 川の音が聞こえるのどかな場所
そして、景色がきれいであればあるほど観光客が増えますので、次第に観光スポットとなってしまいます。
人気の観光スポットはシーズンの時期にはものすごい人が集まるため、車の渋滞が発生します。
日々の買い物ですら渋滞に巻き込まれてしまうのは嫌なので「移住先として不向きな場所」というのも存在します。
となると、住みたい場所と住みたくない場所を考えなくてはなりません。
旅行に行くたびに、「ここに住んだら楽しそうだよね」「ここで生活していくのは無理だなぁ」などと考えていました。
こちらの記事でご紹介したのですが、私は嫁に親孝行してもらいたいという理由から、嫁の実家の近くに移住しようと思っていました。
嫁の実家は完全に田舎というわけではありませんが、周りに畑がたくさんあるちょっとした村にあります。
実家のそばに移住しても良かったのですが、私の想像する理想の場所と少しイメージが違ったので試行錯誤していたところ、近くに別荘地があることを発見し、別荘地ならば私の望む条件をクリアしていることが判明しました。
移住先を別荘地に決めた理由
❶ 自然の中で都会に住むメリットを享受できる
私はずっと都会で生活しています。
youtubeのキャンプの動画、登山動画、サバイバル、焚き火での調理など、今の私の生活を続けていたら一生挑戦しないであろうことを楽しそうに配信しているyoutuberの方を見て、とても羨ましいと思っていました。
そして、自分がいかに自然を知らないかを思い知らされました。
また、サバイバル動画に至っては、自分だったら何もせずに飢え死にするだろうなという環境でも生き抜く姿を見せつけられ、自分のサバイバル力の低さに絶望をしました。
かといって、その人たちと同じように生きていけるかと言えばそれは現実的に無理な話です。
でも挑戦はしてみたい。
となれば、安全が確保された自然の中でやれば良いのではないかと考えました。
別荘地は都会から離れたと言っても、車ですぐのところに町がありますので、都会と自然、両方のメリットを享受できます。
❷ 観光地ではないが温泉が近くにある
観光地ではないため、渋滞は一切発生しません。
連休中に温泉施設の駐車場が満車近くになるくらいで、基本的に地元の人や知っている人しか来ない場所なのだと思います。
道が空いているというのは運転が苦手な私にとって非常にありがたいです。
❸ ゴミ出しが24時間可能
別荘地ではない場合は週に2回ほどゴミ出しの曜日が決められており、地域住民で交代交代で当番をしています。
地域によるのでしょうが、ネットで調べたところ、このグループに所属できないとゴミを捨てることができないというのです。
コミュニケーションに不安がある私には少しハードルが高いです。
別荘地なら管理事務所の方がやってくれます。
あと私は家にゴミを貯めたくないので毎日捨てることができるのはかなり助かります。
❹ 近所付き合いがない
別荘地に家も持つ方は定住しているとは限りません。
避暑の時期だけ使用する方もおられます。
私が選んだ土地の両隣は定住しておらず、騒音も気にならないと思います。
都会ではそもそも近所付き合いなんてものがありませんが、田舎では結構あります。
いきなり玄関を開けて白菜を置いていったり。どこそこの息子結婚したなんて情報はあっという間に知れ渡るくらい地元の方は繋がってます。
こういうコミュニケーションが好きな方は大歓迎だと思いますが、私は何となくハードルが高いかなと感じました。
別荘地ならほとんど近所付き合いはありません。あいさつ程度だと思います。
❺ 嫁の実家が近い
これは私が選んだ別荘地のみのメリットです。
嫁の実家が近いので「嫁の友達がいる」「親戚もいる」と孤独になるとこはないですし、何かあったら相談に乗ってくれる人がいるというのは本当に心強いです。
実家が近ければ何かあったときにすぐに駆けつけられますから安心です。
また、結婚してから毎年年越しは嫁の実家で過ごしていますので、「スーパーはここが便利」「野菜は直売所で買う」「病院はここ」などの土地勘があるため、ここに住んだらこういう生活をするんだろうなと想像がつきます。
❻ 庭で焚き火やバーベキュー
お隣さんとの距離がありますし、定住されてるわけでもないので、安心して楽しむことができます。
youtubeで見た焚火料理を自分で挑戦できるなんて今からワクワクしています。
「八丈冒険団 Japanese Fisherman’s TV」さんの焚火で貝や牛肉などを焼いて食べている姿を見て、本当に真似したいと思っていました。
❼ 憧れの薪ストーブ
都会であれば煙が近隣のご迷惑になるためできませんが、別荘地であれば大丈夫です。
薪ストーブ体験会に行ってから、薪ストーブの温かさや炎の美しさを知ってしまい、生活に取り入れたいと思っていました。
どんな薪ストーブにしようか楽しみながらカタログを見ています。
❽ 家庭菜園ができる
昔は食べ物なんて食べれればなんでもいいやと思っていたはずなのですが、食に対してかなり欲を持つようになってきました。
きっかけは嫁の実家にお邪魔するようになってからです。
出される料理が美味しく、特に野菜が東京で食べるより美味しいと感じました。
「新鮮な野菜はこんなに美味しいのか」
と思ったのを今でも覚えています。
それから何度か畑のお手伝いをするようになり、自分で作った野菜を食べてみたいと思うようになりました。
❾ 庭で思う存分遊べる
都会と違って、使える土地が広いのでいろんなことをして遊ぶことができます。
焚き火でサザエの壺焼きをやってみようかなとか、ピザ釜作ろうかなとか。
都会ではできないような遊びをできるのは大きなメリットですので、友人が遊びに来ても満足してくれると思います。
まだまだ移住するのは先ですが、今からどの焚火台を買おうか検討しています。
別荘地のデメリット
❶ 別荘地の管理手数料がかかる
土地の大きさと建物があるかどうかによって変動しますが、別荘地には固定資産税の他に管理手数料がかかります。
私が選んだ別荘地は年間44,000~10万円くらいです。
普通の土地の場合は自治会費があるので全部が負担増ってわけではありませんが、それに比べてもコストが高いです。
❷ 草刈りが必要
管理事務所がやってくれますが有料です。
基本的に自分たちでやる必要があります。何もしないと大変なことになります。
❸ 大雪の時に孤立
大雪が降ると管理事務所さんの手配で除雪車が来てくれます。
が、あまりにも雪が積もってしまうと除雪車が来るまでに時間がかかってしまうため、その間孤立状態になります。
若いうちは雪かきすれば問題ありませんが、年を取った時に自分でできるかどうか不安です。
以上、別荘地への移住を決めた理由についてお話ししました。
私のケースでは移住というより、嫁の実家近くの別荘地に引っ越すみたいな感じです。
別荘地での生活は、ストレスの少ない生活を送ることができ、自分自身と向き合う時間を持つことができるのではないかと思っています。
まだ土地の購入までしか進んでおらず、建物が建っていません。
現在は建築費用を捻出するために資産形成中で、いくら貯めれば足りるのかを調べている段階です。
田舎移住まであと何年かかるかわかりませんが、道中を楽しみながら準備を進めていこうと思います。
準備を進めていくうちに失敗や後悔するポイントが出てくると思いますので、みなさんが移住するときのために役に立てくれたらと思います。
何か進展ありましたら随時更新していこうと思います。
あと5年以内くらいには移住したい管理人:TOMI